2008年3月18日
[ウォルグリーン] アパレルPBを開発

おととい、ショッパーズドラッグマートがPB食品を開発するとエントリーしましたが、今回はウォルグリーンによるPBアパレルです。
名称はカジュアル・ギア、4月1日をもって全6,000店舗での販売を開始するそうです。価格帯は$2.99-$15.00、スウェットパンツやソックスなどの実用衣料です。メンズもあるそう。

ドラッグストアがアパレルにPBです。
たぶん驚く方も多いのではないでしょうか。

実はアパレルの強化は昨年初頭から取り組み始めていたんですね。PB導入と言うのは知りませんでしたが、なるほどなあ、というのが私の印象です。

これ、ビューティケア強化の一環でもあります。店舗を女性にとって魅力のあるもっとアップグレードしたものにしたい。ビューティケア商材というものは、良い商品をおき、ビューティアドバイザーを常駐させてコンサルティング販売したから、売れる、というものでもないんですね。店舗(または企業)に対するイメージがけっこう大切です。
『美』を売るためには、店頭での包括的な『エクスペリアンス』が重要な要素となります。

一昨年の11月、ウォルグリーンはピュア・アルーア・ジュエリー・コレクションと言う、独占販売ラインを投入しています。これにはなんと、スワロフスキーが含まれているんですよ。価格帯は$5.99-14.99、ファッショントレンドに合わせて6縲鰀8週間でラインを入れ替えるとしてますから、お飾り的なマーチャンダイジングでは決してない。
これも包括的な『エクスペリアンス』向上を目指しての導入です。


アパレルPB、失敗する可能性が高いと思ってます。
しかし、こうやって新しいことをどんどんトライし、試行錯誤を続けるところに、大企業としてのウォルグリーンの凄さがあるんだというのが、僕の見方です。


ちなみに、昨日同社は、大手企業内でのヘルスセンターとファーマシーを展開とする専門企業二社の買収を発表してます。買収によって展開施設数は500ヶ所となる。
トヨタやGMなど大手企業は社内にフィットネスセンターや医療相談施設を持っているのですが、これを展開している企業です。ウォルグリーンの意図は、会社内ではヘルスセンター、社外ではウォルグリーン内のインストアクリニックと、社員と社員家族とリタイア組みと、すべてを取り込むことにある模様。

ヘルスケア領域でも、将来を見据えてきっちりとイニシアチブを進めているというわけです。

鈴木敏仁 (01:57)
ペプシネックス



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