業績低迷で戦略の大転換を模索しているスターバックスが600店舗を閉鎖することを発表しました。創業者のシュルツが経営の場に戻っててこ入れを開始した時点で不採算な100店舗の撤退を発表していたので、500店舗を上乗せしたことになります。
この閉鎖で社員の7%が解雇されることになるそう。
スタバの低迷の原因は、おおよそ以下の3つでしょう。
1、景気の悪化でカプチーノといったプレミアム型商材への出費を消費者が抑え始めたこと。
2、マクドナルド、ダンキンドーナツなど、過去存在しなったタイプの競合が増えてきたこと。
3、そして当然のことながら、過剰な出店。昨年のグローバルベースでの新規出店数は2,500店舗、これは一日に7店舗のペース。
もういまや"どこでもスタバ"状態です。
過剰になったら、ダウンサイジングするしかありませんから、しかたないですね。
スタバは戦略転換で、普通のコーヒーの味をマイルドにしてしまいました。ブレンド名はパイクプレース。
薄味コーヒーが主流だったアメリカで、濃い深煎りコーヒーを持ち込んで革新を起こしたのがスタバですから、この路線変更は実はかなり意味が大きい。
味をマイルドにすることでマスを取り込んで業績を回復させようという目論見なのですが、しかし従来のファンからかなりの反発を受けてます。この軋轢をどう解決するのか、または従来のファンが離れることが新たな成長に結びつくのか、私はけっこう興味深く見ています。
ちなみに私は深煎りファンでして、インパクトのないパイクプレースに魅力は感じず、スタバへの足は遠のくばかりです・・・。
>>先週、某大手メーカーさんの研修コーディネート時に見つけたスタバ商品のアウトレット。
スタバの物販
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