クローガーが好調です。第2四半期の決算発表があったのですが、売上高12.0%増、最終利益高3.4%増で、既存店成長率が4.7%増でした。
好調の理由についての説明が興味をひいたのでまとめます。
1、PBの売り上げが好調で、現在全体の26%を占めるにいたっている。この傾向はさらに続くと考えている。
2、過去3縲鰀6ヶ月におけるディスカウントフォーマット(フード4レス)の好調は群を抜いている。
3、ここ数年間の値下げ戦略が効果を上げてきた。
4、消費者の外食から内食へのシフトが追い風となっている。
5、インフレの影響で第2四半期だけで原価が4.9%上昇したと見積もっているが、原価上昇分を売価に上手に反映させることに成功している。
クローガーはここ数年、荒利益率と販売管理比率を下げ続けて、ウォルマートと互角近くにまでなってます。この努力がこの時期に花開いている、ということが言えると思います。ロイヤルティマーケティングやPBなど、過去ずっと取り組んできたイニシアチブもすべて機能しているし、フード4レスにしてもかなり前から強化してきている。
セブン&アイのように、ここにきていきなりディスカウントフォーマットを開発するというのとは、ちょっと違ってます。
景気悪化時にいきなり特別なことをやっているわけじゃない点が、クローガー好調の要因かもしれないと思ってます。
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