英テスコが半期の決算を発表、その中で米国事業であるフレッシュ&イージーの収支に言及しました。
11月初頭からの9ヶ月間で、売上高7600万ポンド(1億3400万ドル、141億2000万円)に対して、赤字が6000万ポンド(1億600万ドル、111億5000万円)、でした。
大きなインフラを作っている最中なので高経費であること、オープニングしたばかりで店舗が成熟してないこと、を赤字の理由として指摘しています。
特筆すべきは、CFOが来年中に損益分岐点を超えるだろうとコメントしている点にあります。
また単位面積あたりの平均週売上高にも言及している。1sqfあたり11ドルだそうです。
アメリカのスーパーマーケットの平均値が11.27ドルですので、ほぼ平均値あたりまで来ていることになる。
また売れている店は25ドルを超えている、春にオープンした店は平均13ドル程度になっている、ともコメントしてます。
フレッシュ&イージーの店舗面積を公称の1万sqf(280坪、930㎡)とすると、一店舗あたり年間平均570万ドルを売ることになります。日本円にすると6億円ぐらい。建築コストや人件費など僕には分からない数値が多いので正確ではないですが、おおよその試算だとたぶん年商5縲鰀600万ドルを売れば損益分岐点は超えるのではないかと思ってます。
とすると、かなりいい線行っているように思う。
来年中に損益分岐点を超えるというのも、あながち大げさでもないのかもしれない。
米メディアにはネガティブなことを言う人がいまでもいるのですが、けっこう客が入っている店を見たり、店長やエリアマネージャーと話しをして得た情報をベースにすると、見方が皮相的なのではないかと感じてます。
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