10月の業績です。
大手チェーンストア36社の平均既存店成長率は0.9%減、この時期の数値としては1971年以来の低水準となりました。9月まで6ヶ月間連続でプラス成長でしたが、これもストップ。
またウォルマートの数値を除くと平均値は4.2%減まで落ち込むそうです。
(資料:国際ショッピングセンター協議会)
逆に言うと、ウォルマートは一社だけで界平均値を3%近く押し上げているわけですねえ・・・
以下、大手チェーンストアの結果です。
ウォルマート:2.4%
ウォルグリーン:2.0%
コストコ:2.0%
ターゲット:-4.8%
TJマックス:-6.0%
コールズ:-9.0%
リミテッド:-9.0%
JCペニー:-13.0%
ノードストロム:-15.7%
ギャップ:-16.0%
サックス:-16.6%
アバクロ:-20.0%
いまだプラス圏ではあるものの、コストコの数値の悪化が目立ってます。この数ヶ月5%を切ることがありませんでしたから。また為替の影響で海外事業の既存店成長率が落ちていて、全社ベースとするとマイナス1%となります。
歳末商戦の予測を下方修正するアナリストが増えているようです。
ところで、本日のWSJ誌に、感謝祭直後のウィークエンド(いわゆるブラックフライデー)のトータル売上高の推移が掲載されてました。
2004年:$265
2005年:$303
2006年:$360
2007年:$347
04年から06年までのわずか二年間で36%も増えてるんですね。
これは使いすぎでしょう・・・。
アメリカ人の大量消費文化が少しでも変化して、使わずに貯蓄にでも回すようになるほうが、この国のためになるんじゃないでしょうかね。
今年の歳末商戦、マイナスでも何も問題ないように思い始めてます。
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