食品メーカーのラルコープが今年度の業績を発表、景気悪化という逆風を追い風として好業績をあげています。売上高は28億2,440万ドルで前年比26.5%増、最終利益高は1億6,780万ドルで426.0%増でした。
このメーカー、今年クラフトからPostという有名なブランドを買収した企業です、買収金額は26億ドル、小さな金額じゃないですね。
ということで、NBも売っているのですが、実は主力はPBです。
トレーディングダウン、つまり'同じ品種なら安い方を'という買い方がトレンドとなって、低価格のPBがよく売れている。
ニールセンによると6月末の時点でPB市場は前年比で10%近く伸びていて、NBの4%を大きく引き離してます。
ここ数日メイシーズの赤字計上を筆頭にして小売業界に低調な決算が続いてますが、一方ウォルマートが好調をキープするなど明暗が分かれてます。
CPGメーカーに目を転じると、今年の値上げで業績の良い企業が多く、とくにラルコープのようにPB主体の企業は猛烈に業績を上げている。
破綻や業績悪化のニュースだけを目にしているとアメリカの流通業界がよほど悪いんじゃないかと錯覚すると思うので、今日はあえてPBメーカーを俎上にあげてみました。
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