11月のチェーンストアの業績が出ました。
大手チェーンストア37社の平均既存店成長率は2.7%減、これは調査を始めた1969年以来の低水準だそうです。なので、今日の新聞の表現は"39年間で最悪の落ち幅"となってます。
またウォルマートの業績を除くと平均値は7.7%まで落ちるそうで、前月の4.2%を大きく上回ってます。
(資料:国際ショッピングセンター協議会)
以下、大手チェーンストアの結果です。
ウォルマート:3.4%
ウォルグリーン:-1.0%
コストコ:-5.0%
サックス:-5.2%
ギャップ:-10.0%
ターゲット:-10.4%
JCペニー:-11.9%
TJマックス:-12.0%
リミテッド:-12.0%
ノードストロム:-15.9%
コールズ:-17.5%
アバクロ:-28.0%
コストコがとうとうマイナス圏に突入しました。ただし為替とガソリンデフレの影響を除くと3%増となり、国内の小売ビジネスはとりあえずプラス圏にあります。
このように非常に悪い数値発表が並んだのですが、底を打ったのではないかという見方が優勢となって、小売業界の株価は総じて上がってます。
ちょうどファミリーダラーが第1四半期(12月1日期末)の業績を昨日発表していたのですが、既存店成長率は2.1%増でした。
セイフウェイの第3四半期(9月8日期末)は0.5%増(ガソリン除く)、クローガーは第3四半期(11月16日期末)の業績をまもなく発表しますが先月半ばに発表したトレンドによると5%増程度(ガソリン除く)となる見込みです。
ウォルマートが代表かもしれませんが、景気に左右されない消耗品を扱うフォーマットは決して調子は悪くない。総体として見ると確かに業績は落ちてますが、全社がそうだというわけではないので、見間違えないようにしたいところです。
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