2009年1月14日
[米国景気動向] 12月の小売業売上高はマイナス2.7%

米国商務省が本日小売業売上高の動向を発表しました。チェーンストアの既存店成長の動向ではなくシンプルに小売市場の統計であることと、前年比ではなくて前月比である点が、9日にエントリーしたニュースとは異なっています。

市場の予測は1.2%減だったそうなので、2.7%減は予想をかなり超える数値でした。

また年間では前年比で0.1%減となって、統計を始めた92年以来の年間として初めてのマイナスとなったそうです。

日本の記事を読むと'初のマイナス'なんて見出しが目につきましたが、92年以来の初のマイナスで、たぶんもっと過去にはマイナス成長はあったんでしょうね。見出しを見るとことさら誇張して受け取ってしまいますが、そういわけでもないです。


12月の数値から自動車の売上高を除くと3.1%減となって、数値が悪くなります。ただこれにはガソリンスタンドの15.9%減が含まれてまして、これを除くと1.4%減となって、マイナス幅が小さくなります。ガソリン価格は急落してますから、このあたりはちゃんと勘案してみなければいけませんね。

ずっとエントリーしているチェーンストアの既存店成長率でも、例えば1/09の記事を読めば分かるように、ガソリンを除くと数値がけっこう良くなります。

ちなみにガソリンの12月の売上高は前年比だと35.5%減だそう。

年間の売上高成長率がマイナス0.1%となってますが、ガソリンを除くと少なくともフラットにはなるんじゃないでしょうか。
とすると、確かに良い数値じゃないけど、大騒ぎするようなものでもないような気がするんですが、どうでしょうか。

鈴木敏仁 (02:36)
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