2009年1月 9日
[米小売業界] 巻き返しをはかれなかった歳末商戦

12月のチェーンストアの業績が出ました。

大手チェーンストア37社の平均既存店成長率は1.7%減、先月と同様に調査を始めた1969年以来の低水準でした。昨年の9月にプラスを記録して以来、歳末にかけて3ヶ月連続マイナス成長ということになります。
(資料:国際ショッピングセンター協議会)

以下、大手チェーンストアの結果です。

ウォルグリーン:-4.9%
ウォルマート:1.2%
コールズ:-1.4%
コストコ:-4.0%
ターゲット:-4.1%
TJマックス:-5.0%
JCペニー:-8.1%
リミテッド:-10.0%
ノードストロム:-10.6%
ギャップ:-14.0%
サックス:-19.8%
アバクロ:-24.0%

コストコのマイナスは相変わらずガソリンデフレと為替の影響を受けてます。ガソリン売上高を除いた国内事業は2%増、為替が昨年と同じと推定した場合の海外事業は9%増で、実質的には極めて堅調な業績です。

ウォルマートの数値はもともと海外事業が含まれていないのですが、ガソリン価格の影響は受けてまして、ガソリンを除くと1.7%増となります。こちらもまあまあなのですが、アナリストの予想を下回ってしまい、紙面にはウォルマートも業績悪化という感じの記事が踊ってます。


まあ、おおよそ11月と同じような数値が並んでいて、購買行動に大きな変化はなかったわけですが、巻き返しがはかれなかったという点で、惨敗ということになるのでしょう。

ただ昨日も書いたようにプラスを記録している企業もあるし、月次で業績を発表していない企業の中に好調企業もあるので、一概に"とにかく悪かった"とするのもどうかなと思ってます。

鈴木敏仁 (01:44)
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