2009年1月16日
[店舗ブランド] ブランド価値ナンバーワンはウォルマート

ブランドマネジメントの専門会社、インターブランド・デザイン・フォーラムが小売企業のブランド価値を試算してのランキングを公開しました。
試算の方法は長いので省きますが、ブランド資産の総額でランキングされてます。

1、ウォルマート: $129,809
2、ベストバイ: $21,981
3、ホームデポ: $20,809
4、ターゲット: $17,111
5、CVS: $12,566
6、デル: $11,695
7、ウォルグリーン: $11,145
8、ロウズ: $10,710
9、サムズ: $9,478
10、コーチ: $9,052
(金額単位は100万ドル)

店舗名をブランドと見立ててブランディングするという考え方は、日本の小売業界では、アパレル専門店チェーンを除くと、ほぼ欠落していると私は考えてます。

ウォルマートは1位ですが、ただ安売りしてきたからブランド資産が一位になったわけではないということは、おわかりいただけるでしょう。ウォルマートでさえ、きっちりとブランド管理しているのがアメリカです。

ランキングは50位まであるのですが、スーパーマーケット企業は唯一ホールフーズが47位に入っているのみ。
食品を扱う小売企業としては、ウォルマート、ターゲット、コストコ、サムズ、といったブランド名がランクインしているのですが、純粋なスーパーマーケットはホールフーズだけなんですね。

理由として、お客のエクスペリアンスや差別化よりも、プロモーションに偏向していてプッシュのし過ぎだからと説明しています。まあハイローどっぷりという意味においてはドラッグストアも似たようなものではあるのですが、お客のイメージという視点からはスーパーマーケットは確かに弱いかもしれない。

ウォルマートは全米最大の食品リテーラーですから、食品を扱っているという点においてはスーパーマーケットと代わりはない。唯一EDLPである点が、他のスーパーマーケットとは異なる点です。
EDLPという公平な売り方を消費者がちゃんと評価しているということでしょうかねえ。

ウォルマートの強さを垣間見るような気がします。

鈴木敏仁 (02:36)
ペプシネックス



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