大手企業が1月の業績を発表、相変わらず上向かない状況が続いていて、出口が見えません。
まず国際ショッピングセンター協議会(ICSC)によると、大手チェーンストア37社の平均既存店成長率はマイナス1.6%でした。これで4ヶ月連続のマイナス成長です。
次にトムソン・ロイターズの小売インデックスによると(大手35社)、売上高はマイナス1.8%でした。
マイナス数値の大きな企業はギャップの23%減とサックスの23.7%減など。ギャップはいつプラスを計上したのか思い出せないほどマイナスが続いていて、ひたすら縮小の方向へ向かっている印象です。
プラス圏には相変わらずウォルマートとコストコが入っています。前者は2.1%増、後者は4%増。コストコの数値は急激なデフレを起こしたガソリン売上高は含んでおらず、もし含めるとゼロ成長となります。ウォルマートはガソリンの影響はゼロでした。
またコストコは為替の影響で海外ユニットの成長率がマイナス9%となっていて、これにガソリンの影響を含んだ数値を加えるとマイナス2%となります。
飽きが来た言い方ですが、ウォルマートとコストコは相変わらず好調です。
ただし相変わらず先行きは不透明で、これを表すように、ウォルマートは毎月発表していた月別業績見通しの発表をやめて四半期ベースに変更しました。"消費の上下が予測し難いから"と理由を説明しています。
景気が上向くのは来年だと言われているようですね。
とするとまだしばらく同じような業績発表が続くのかもしれません。
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