創業一族の最後の一人として経営に携わっていたケビン・ウォルグリーンが退職しました。ポジションは店舗運営部の上級副社長、担当は南部リージョン。店舗運営部にはリージョン別に4人上級副社長がいたのですが、リストラでこの数が減り、ケビン・ウォルグリーンが辞任しました。
現在、チャールズ・ウォルグリーン三世が名誉会長として取締役会に形式的に名前が残っているのですが、経営サイドからこのケビン・ウォルグリーンがやめて、ウォルグリーン一族は実質的に経営から姿を消しました。
またウォルマートのように、一族が取締役会会長として残ってガバナンスしバランスを取るということもしていないので、実質的には完全にサラリーマン企業となってしまいました。
今回のトヨタのように、近い将来ケビン・ウォルグリーンに大政奉還があるのだろうと思ってたので、結構個人的に意外感が強く、エントリーさせてもらいました。
実を言うと,創業一族の力というものは軽視できないものがあるんですね。S&P500社中の3分の1の企業に何らかの形で創業一族が経営に関与していて、この創業一族関与型企業の方が平均すると業績がよいという調査結果があります。
ウォルグリーンはその代表的な企業でした。
時代の変遷を感じます。
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