フレッシュ&イージーCEOのティム・メイソンとマーケティング担当役員のサイモン・ユウィンズがイギリスのタイムズ紙によるインタビューで、政策の間違えに言及しました。
アメリカや日本のメディアでは通り一遍な受け答えしかしない彼らですが、イギリスのメディアに対しては踏み込んだコメントをします。やっぱり本体のありますから適当に流せないということがあるでしょうし、メディアとの人間関係もあるんでしょうね。
主要なところを抜粋要約します。
「価格という泥臭いところにまで踏み込まなくても、フレッシュ&イージーというブランド要素の一部が機能すると仮定していたかもしれない。これが間違いだったのかもしれない」。
「(オープニングに先立って)アメリカ人の家にまで行って食品や買い物について聞き取り調査をした。キッチンやパントリーまで足を踏み込んだ。しかし、ガレージや地下室までは行かなかった。そこには大きなフリーザーがあって値下げで買いためした肉が冷凍保存してあったかもしれない」。
「アメリカ人のロイヤルティはイギリスよりも低い。イギリス人は理解するまで何回か繰り返し聞かねばならないだろうが、アメリカ人はキッチンテーブルの上おいてあるチラシやクーポンの価格プロモーション(たぶんチラシ)をチェックしてからどの店に行くかを決める」。
文脈からは、EDLP政策がうまく機能していない、お客にメッセージがきっちり伝わっていない、というような反省内容が読み取れます。
このコメント、個人的に興味深いので流通eニュースで少し掘り下げてみようかなと思ってます。
参考までに、右の写真は最近はじめた青果の98セントパック、シーズナリティでアソートを変えてます。安さと宝探し的なおもしろさを訴えるプログラムですね。こういうのをこれから増やしていく必要があるというわけです。
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