ギャップが08年度の決算を発表しました。売上高は157億6300万ドルで前年比7.8%減、最終利益高は16.1%増、既存店成長委率は12.0%減でした。
減収に対して大幅増益な点が目につきます。理由は経費の削減、販売管理費は前年対比で10.9%も落ちてまして、これが利益のアップにつながりました。
この企業、景気が悪化する前から不調でして、ずいぶん前から再建に取り組んでます。各社、いままさに大幅間減益に落ち込んでいる中、この企業はずいぶん以前からの取り組みの成果が出て利益が上がってきているということのようです。
今年は100店舗をスクラップし、新規に50店舗をオープンさせます。また昨年業績を引っ張ったのがオールドネイビーだったのですが、今年はこれをてこ入れするとしています。
売り場に行くと、迫力がないんですよね。昨年の時点で全盛期の3分の1まで減らして、今回のバランスシートを見るとさらに4.4%下げてます。迫力がないのは、商品の密度感が店頭になくてスカスカ感が強いからです。
マーチャンダイジングに関して言うと、デザイン段階から店頭に並ぶまでのリードタイムを12ヶ月から9ヶ月に短縮するなど改善は進んでいるのですが、確かザラは2週間程度でしたから、まだまだ長いですよね。
おおざっぱに表現すると、縮小均衡傾向が強いように思う。
利益を確保できる体質にはなったようなので、あとはいかに売れるようになるかなのですが、景気も良くないですし、まだ少々時間がかかりそうな気がします。
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