ウォグリーンが傘下に持つテイクケア・クリニックが4月1日から開始した新しいプログラムで、名称はTake Care Recovery Plan、一度診察を受けたことがある既存のお客であること、3月31日以降に失業して健康保険を失った人であることを条件として、無料の医療を提供します。失業者本人に加えて配偶者や子供も含んでいます。
ただし資格があるかどうかの審査に21日間(つまり3週間)かかるとのこと。
また無料となる診察時間は午前11時から午後3時の間に限定されています。
テイクケア・クリニックは現在全米に330カ所、加えて企業内に設置されている社内クリニックが370ヶ所、通常の診察料は59縲鰀80ドルとなっています。
さてこのプログラム、時流に乗せたプロモーションと言うことができそうですね。ウォグリーンもCVSもインストアクリニックをどんどん増やしているのですが、まだ軌道に乗っているわけではない。集客に関して言うと、消費者の意識問題という大きなハードルがやはりあるんですね。
つまり、ドラッグストアで医療行為を受けるということに、心理的な抵抗感がまだ根強い。
商品みたいに一定期間値下げしてプロモーションかける、というわけにはいかないでしょうし。
いま働いている人が何かの時に備えて一度診察を受けて既存の患者として登録するというという効果も期待できそうですよね。ああ、こういうサービスがあるのかと一度認知してもらうことができる。
これによって何かネガティブな反作用が発生するとは思えないし、いいアイディアじゃないかなと思います。
ただ失業者が集まりすぎて困るという問題が発生するかもしれませんけどね。
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