今日は少々視点を変えてランキングを紹介します。コンシューマーレポート誌が32,599人からのフィードバックを元にして点数化して作ったスーパーマーケットのランキングです。
掲載されたのは2009年5月号、Shop smart & save bigという特集の一部でした。
コンシューマーレポートは商品やサービスを調査分析する非営利団体による月刊誌で、言ってみれば日本のトレンディのようなものですが、広告に一切依存しておらず公平な研究レポートが期待できる点でトレンディとは決定的に異なります。
歴史の長さともあいまって非常に影響力の大きなメディアです。
私はもうかれこれ10年ぐらい購読しているのですが、消費財を買ったり、車を買ったり、といったときに必ず参考にする非常にクォリティの高い雑誌です。
さてランキングですが、1位のウェッグマンズから最下位のウォルドバウムズまでの59社が並んでいます。
10位までの企業と、それ以下で気になる企業をコピーしておきます。
1:ウェッグマンズ
2:トレーダージョーズ
3:パブリックス
4:レイリーズ
5:ハリスティーター
6:フェアウェイ
7:コストコ
8:ホールフーズ
9:マーケットバスケット
10:ウィンコ
・・・
14:アルディ
20:スーパーターゲット
29:セブアロット
37:クローガー
44:セイフウェイ
56:ウォルマートスーパーセンター
毎年やっているわけではなく、前のランキングは2006年10月号でした。比較すると10位まではほとんど変わっていません。
初登場は6位のフェアウェイ、アイオワ州に本拠を置く95店舗を展開する企業です。
こう見るとやはりリージョナル企業が強いなということが分かります。
それとウォルマートスーパーセンターが56位というのがおもしろいですね。
審査の基準の一つに、「サービス」、「生鮮」、「価格」、「クレンリネス」の4つの比較があり、価格が5点満点中4点なのですが、サービスと生鮮が最低の1点、クレンリネスが2点。まあこのあたりは分かるような気がします。
このように消費者によるランク付けでは低いんだけど、しかし業績がいいという矛盾はいろいろ考えさせてくれますね。
また価格が4点と最高得点ではなくて、5点を取っているのがトレーダージョーズ、コストコ、マーケットバスケット、ウィンコ、アルディ、セブアロットである点も興味を引きました。
なお現物のコピーはこちらに掲載しておきます。
米コンシューマーレポート誌が選ぶスーパーマーケットランキング
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