セイフウェイのヘルスケアイニシアチブはここ数年非常に評価が高いのですが、オバマ大統領がセイフウェイを含む企業数社の幹部をホワイトハウスに招いてアイディアを交換する機会を持ちました。
大統領はセイフウェイのCEOスティーブン・バードに対して、"one of the best practitioners of prevention and wellness programs in the private sector"、つまり、"民間における予防と健康に関する最高の実践者"と、セイフウェイがやっていることに対して最大限に評価するコメントをしています。
セイフウェイがヘルスケア問題に真剣に取り組み始めたのは、南カリフォルニアで労働者によるストライキが発生したときからでした。高騰する健康保険が利益を圧迫しているため、これを削ろうとしてセイフウェイは労働者の反発をかった。このとき健康保険システムが危機的状態にあることを強く認識し、なんとかしようとした。
それ以来CEOのバードは業界の唱道者のような存在となり、自社での取り組むのと同時に官にも働きかけるなど、コツコツと努力してきたんですね。
これが今回評価されたというわけです。
資料に載っているセイフウェイのウェルネスプログラムの概要をまとめると・・・
名称はヘルシーメジャー・プログラム
非組合員3万人のうちの74%が加入
健康状態を定期的にチェックし、スコアがよい社員は保険料が安くなる
無料のフィットネスセンターを本社に建設
24時間無料の看護士ホットラインの設置
これによって企業として13%のコスト削減、従業員は保険料を20%近く削減できた
民間のイノベーターターとしてホワイトハウスに招集される名誉に輝いた企業には、ジョンソン&ジョンソンやマイクロソフトといった有名どころに加えて、小売企業としてREIが含まれていました。
最近のトラックバック
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from デジタルな広告たち
from ファッション流通ブログde業界関心事
from ファッション流通ブログde業界関心事
from kitten using XOOPS
from 行け行け!LAビジネスウォッチャーズ
from kitten using XOOPS