ターゲットはすでにマーケットパントリーという比較的大きな食品売場を持っているのですが、これを拡大することを発表しました。年内に100店舗に導入し、ゆくゆくは全店舗に広げる予定です。
資料によると、実験したところ食品の売り上げが50%増加、周辺の非食品の売り上げにも影響を与えるなどポジティブな結果が出たためとしています。
これはP2009と呼ばれる新しいプロトタイプに盛り込まれる変化なのですが、何を導入し、どのくらい拡大するのかはいまのところはっきりとは分かりません。資料を読んで1つだけ分かることは、レジでスキャンしやすいように上流でプリパックした青果がアソートされるということです。ということは、チルドの精肉なども置かれる可能性がありますね。
イメージとしては、フレッシュ&イージーでしょうか。
店内で発生する作業負荷を極力小さくした考え方です。
食品を一手に扱っているスーパーバリュにそのキャパがあるのか、それともここだけ他の業者を使うのか、いまは不明です。
さてこのイニシアチブ、実は先日エントリーした委任状争奪戦と関係があるという見方があります。ウィリアム・アックマンは食品を強化しろと主張していて、彼の主張を少しでも取り入れたんだというわけです。P2009ではもともと食品ゾーンを拡大する予定だったので、ここであえて発表した理由はアックマンにあるという見方もできますね。
でもターゲットには我々はウォルマートとは違うという主張がある。なんと言っても、食品は荒利益を下げますからね。それと、ターゲットのファッション性の高いマーチャンダイジングと食品が本質的にマッチしないという問題もあります。
いずれにしましても、どの程度食品を拡大するのか改装店舗を見るのが楽しみですね。
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