2009年6月23日
[クローガー] 好調の理由はロイヤルティマーケティング

クローガーが第1四半期の業績を発表しました。売上高1.3%減、最終利益高12.7.%増と減収増益、減収の理由はガソリン価格のデフレで、これを除くと3.9%の増収でした。
既存店成長率(リロケーションストアとガソリンを除く)が3.1%増と非常に堅調な数字を記録しました。

セイフウェイの第1四半期は0.7%減、スーパーバリュはまだ第1四半期の数値が出ていないのですが昨年度第4四半期が2.%減でしたから、クローガーの3.1%増は目立ちます。

また増収率も非常に高い。

この好調、業界ではダンハンビーと組んだロイヤルティーマーケティングに帰する論調が多いし、クローガー自身もこれを認めてます。
今朝のLAタイムズが記事にしているのですが、CEOのデイビッド・ディロンがこうコメントしている。
"10年前は競合企業が何をやっているのか、ほとんど毎日と言っていいほど、気にしていた。競合企業を無視することはできないけれど、お客が我々の店で何を欲しがっているのかに注意を振り向けるべきなのだ」。

この競合というのはたぶんウォルマートのことなのでしょうね。
ウォルマートなど気にせず、お客が何を買っているのかを分析し効果的なマーチャンダイジングとプロモーションを実施すべきだ、というわけです。


クローガーは投資分配戦略によって設備投資額が少なめで店舗改装のスピードが遅く、そのため古い店が多いのですが、それでも既存店が伸びているというのは特筆できます。
ポイントという名称の値下げ販促合戦に終始している日本のスーパーマーケット業界は参考とすべきでしょう。

鈴木敏仁 (01:58)
ペプシネックス



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