アリゾナ州で158店舗を展開するリージョナルスーパーマーケットのバシャズが連邦破産法11条を申請して倒産しました。売却や精算はせず再建を目指し、来年の第1四半期頃の手続き終了を予定しているとしています。
バシャズはこの1年ぐらい店舗撤退の発表が続いていて、実はこのニュースに先立って10店舗と1,000人の解雇を発表したばかりでした。
アリゾナは激戦区なんです。
ウォルマートスーパーセンター、フライズ(クローガー傘下)、セイフウェイという三強に加えて、ウォルマートのネイバーフッドマーケットが店舗を増やし、ここにフレッシュ&イージーが登場し、スーパーターゲットやホールフーズなども存在し、とにかく食品市場は混雑している。
この中で、バシャズはこの5年ぐらいでしょうか、シェアをじりじりと落としてきていたんですね。パブリックス、HEバット、ウェッグマンズ、ジャイアントイーグルといった強いリージョナル企業と比較すると特筆するものがあまりなく、まあ言ってみれば普通のスーパーマーケットですから、そうするとナショナルチェーンが激しく競合している市場でずるずると落ちてしまうという、よくある状況に陥っていました。
再建すると言っているけれど、どうなるかは予断を許しません。
ちなみに同社は非上場です。
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