ウォルマートが売れ筋DVDを陳列するディスプレーを撤去する予定であるという記事を、今週初頭ウォールストリートジャーナル誌が報じました。
記事の文面がクリアでないため、どの程度を、そして何を、どう縮小するのか、といったことがよく分かりません。
またウォルマートがコメントしているわけではないので、真偽は定かではなく、実際に売場を確認するまでは100%信じることはできません。
ただDVD市場について考えると、これはありえるだろうなというニュースです。
記事に掲載されている事実をいくつか。
◇ウォルマートは全米DVD売上高の3分の1を占めている。
◇今年の上半期、DVD市場は前年比13.5%減の54億ドルとなった。
◇同じ時期に、DVDレンタルは8.3%伸びて34億ドルとなった。
◇デジタルダウンロード(アマゾンとアップル)は21%伸びて9億6,800万ドルとなった。
単純に、市場の減少に合わせて売場を縮小する、ということなのかもしれませんね。
ただ売場の拡縮って面倒ですからけっこう放置してしまいがちでして、もしそうならば、ウォルマートのアクションの早さは相変わらずということになります。
紙面では現在進行中のプロジェクト・インパクトの一環と書いてあったのですが、それもあるのでしょうが、現在の売上とこれからの予測と、これに合わせてしゅくしゅくと売場を変えているに過ぎないのかな、という気がしています。
アナリストのコメントが印象的でした。
「ウォルマートはもはやDVDとブルーレイが集客要素にならないと見なしていることを示唆している、と我々は考えている。」
目的来店性は確実に少しずつ弱くなってきているんでしょうね。
最近のトラックバック
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from デジタルな広告たち
from ファッション流通ブログde業界関心事
from ファッション流通ブログde業界関心事
from kitten using XOOPS
from 行け行け!LAビジネスウォッチャーズ
from kitten using XOOPS