CVSケアマークがPBMビジネス事業において48億ドル分の契約を失ったことが報じられました。この契約解消は来年の業績に反映される模様。ちょうど第3四半期の業績が発表されているのですが、こちらは大幅な増収増益となっています。
来年、これがかなり落ち込むということですね。
CEOのトム・ライアンによる大口契約を失った理由の説明は、プライシングとカスタマーサービスとなっています。ケアマークとの契約によってCVS店舗でしか調剤を買えないようになってしまうことが調剤コストに影響すると考える組織が出てきているということになります。
加えて、不公平な取引を理由としてFTC(公正取引委員会)が非公開で調査に入っていることも明らかにしました。ケアマークと契約している組織に対してCVSでの調剤購入を強制しようとしていることが紙面に書かれてしまったのがこの5月のこと、これが調査の理由です。
個人経営調剤薬局グループが合併に異議申し立て
CVSによるケアマークの買収は水平ではなくて垂直に近い方向で発生しているため、通常の独占問題とは異なる複雑な課題が出てきているように思います。驚くようなビジョンによって生まれた統合と言えるのですが、その壮大さゆえに課題も多いということなのでしょう。
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