賞味期限切れのベビー用粉ミルクを販売していたとしてニュージャージー州がターゲットを提訴、、過失を認めない条件で37万5,000ドルのペナルティを支払うことで和解したことが明らかになりました。
ウォルマートとドラッグフェアも問題を抱えていて訴訟がペンディングになっているそうです。
実は数日前にニューヨーク州において、同様の賞味期限切れ商品の販売問題でCVSが87万5,000ドルの和解金を支払うというニュースが報じられたばかりなんですね。
昨年はライトエイドが47万5,000ドル、デュエイン・リードが20万ドルをニュージャージー州に支払っています。
店舗で店長インタビューすると、うちはちゃんと賞味期限切れは毎日チェックしている、と答えるんですよ。
なるほど、アメリカはしっかりしてるんだな、となる。
でも実は結構苦労しているんだということが、こういうニュースを聞くと分かります。
いや、うちも大変なんだよ、なんてことを店舗訪問時に我々に対してぼやくわけがないですから。
これが店長インタビューの限界でして、このあたりに気づいてしまった私は研修時にもうあまりやらなくなってます。
アメリカには返品がないという神話に近い誤解があるのですが、これもおそらく店長インタビュー当たりから来てるものでしょう。店長が、売れ残す、なんて格好の悪いことをオフィシャルな場で言うわけがないです。
この賞味期限切れ商品、アメリカの小売企業にとっては(そして当然日本の小売企業にとっても)潜在的なリスク要因で、システム的に解決するソリューションが求められています。
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