クローガーが第3四半期に8億7500万ドルの赤字を計上しました。南カリフォルニアのラルフスを10億5,000万ドルで減損処理したためなのですが、減損しなくても25%の減益でした。売上高は0.6%増、既存店成長率は1.3増。
同時に通年の業績予測を下方修正しました。
ラルフスはフレッド・マイヤー買収時に入手した南カリフォルニアのチェーンストアですが、高く買いすぎたんでしょうね。
それとカリフォルニアの不況の影響をまともに食らって売り上げが伸びていないというのもあるのでしょう。
CEOのデイビッド・ディロンのコメントを引きます。
「価格競合がいまだ広範囲にわたっていて、私が覚えている過去のいかなり競合環境よりも激しく、そして予測を超えている」。
何度か紹介していますが、いまアメリカのスーパーマーケット業界ではほとんど全社と言っていいような規模での値下げ合戦が繰り広げられていて、これがどう収益に影響を及ぼすのか興味をもって見ていました。
クローガーの業績不振の露呈は、その結果というわけです。
スーパーマーケット企業各社の業績にしばらく注目です。
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