業界誌が報じたところによると、フレッシュ&イージーがダンハンビーUSAとビジネスの可能性について協議しているのだそうです。
ダンハンビーはテスコが84%を所有する子会社で、同社のロイヤルティマーケティング(LM)を支えている企業ですね。アメリカではクローガーと50:50でダンハンビーUSAを設立して、クローガーのLM戦略を成功に導きました。
いまはクローガーだけではなく、他社にもサービスの提供を開始しています。
昨年、このダンハンビーUSAの本社を訪問し業務について詳しく聞く機会がありました。ここには詳細は書きませんが、実にパワフルな企業でした。
フレッシュ&イージーのティム・メイソンCEOはテスコのLMをダンハンビーとともに成功させた立役者で、アメリカ進出時もメイソンが責任者だと言うことで、LMについてずいぶん言われたものでした。メイソンはすべて否定してました。
ところがここに来て考え方が変わってきたのかもしれませんね。
フレッシュ&イージーの一店舗当たりの売上高と、導入とランニングコストを考えると、店舗数が一定量に達しないとペイしません。その店舗数にそろそろ到達してきたということなのでしょうか。
ただあのモデルはEDLPだからこそというところがありますね。
LM入れると値下げ販促が増えて、作業コストが増大しますから、モデルが壊れる可能性がある。
ただし協議中のサービスがLMだとは断言していません。
ダンハンビーUSAのCEO、エドウィナ・ダンは業界誌の質問に対して、「LMかどうかをここで断言することはできない、社外秘だ」、とコメントしていて、ひょっとするとLMではない別の分野なのかもしれません。
課題は大株主で主要クライアントであるクローガー、フレッシュ&イージーとは傘下のラルフスが競合してますから、簡単に事が進むということはありえません。
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