2010年1月 4日
[ウォルマート] グローバルソーシングの効率化イニシアチブ

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年もこのRetailwebをどうぞよろしくお願い申し上げます。


さて年明け最初のニュースはウォルマートです。サプライチェーンの効率化イニシアチブを立ち上げることを明らかにしました。ファイナンシャルタイムズ紙が報じています。

取り組みの核とる分野はグローバルソーシングで、簡単に言うと中間業者を可能な限り排除してダイレクトソーシングし、流れを集約しなおして効率化はかる、ということとなります。

CEOのカストロライトのコメントは、「今後数年間にレバレッジがかけられる主要な領域となるだろう」。最近のウォルマートはレバレッジという表現をよく使うのですが、特定領域をてこ入れすることで全体に影響を及ぼす、というような意味合いです。

このために、衣料と非食品をメインに扱うグローバルマーチャンダイジングセンターと呼ぶ配送センターを4ヶ所を設立。また青果もグローバルベースでダイレクトソーシングに転換、その後は鮮魚、冷食、加工食品にもこのイニシアチブを波及させて行く。

ダイレクトソーシングにすることで今後5年間に5~15%のコスト削減を実現、長期目標として掲げている全体の80%をダイレクトにすることができれば40~12億ドルの節約になるだろうとしています。


同社はプロジェクトインパクトで店舗段階の業務改革を現在進行形で進めているわけですが、流れがほぼできあがったので、次はサプライチェーン、とくにソーシングの効率化に取り組む、ということなんでしょうね。


ウォルマートに停滞の二文字は無縁、です。

鈴木敏仁 (12:45)
ペプシネックス



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