ウォルマートが本社人員300人をレイオフすることを発表しました。
数日前にエントリーしましたがいまウォルマートは全社的な組織再編に取り組んでまして、本社人員の削減もその一環のようです。
リリースされたCEOマイケル・デュークのコメント。
"If we ask our operations to be leaner and more customer-focused, we must ask the same of our support teams at the home office."
- オペレーションをいっそうリーンとし、さらに消費者フォーカスとするためには、本社のサポートチームにも同じことを要求しなくてはならない(ほぼ直訳)。
実はこの300人程度の本社人員のレイオフは、ウォルマートにとっては今に始まったことではなくて、定期的に実施していることなんですね。
本社スタッフ700~800人を削減
これは去年ですが、数年前にも実施していた記憶があります。
官僚体制になってしまうことを未然に防ぐ。
現場の痛みを本社も共有しろ。
そんな意図やメッセージを感じます。
日本は高度経済成長時代にできあがったレイオフしない社会文化を今も引きずっていて、我が国の大手小売企業は肥大化したままです。
アメリカがすべて正しいわけではない。異常なほどの高給を取る経営陣を鑑みるとなおさらです。
ただ赤字を出したわけでもない世界最大の企業がスリム化に熱心な姿を見ると、日本の大手小売企業の未来を考え暗澹とした気分となってしまうのです。
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