アメリカではなくイギリスのネタとなりますが、おもしろいので紹介します。
他社と価格あわせを行うプライスマッチングのキャンペーンを開始したのですが、リリースの文言がおもしろいのと、価格あわせの条件がとてもユニーク。
まず文言。
"Walmart's Asda Fires Final Shot in Supermarket Grocery Price Wars"
直訳すると・・・
"ウォルマート傘下のアズダがスーパーマーケットのグローサリー価格戦争に最後の一発をぶち込む"
プレスリリースですから、これ。
日本だと'何ふざけてんだ'と責任者に怒られそうです。
でもこういう表現がお客のアテンションを引くわけです。西友のKYと同じ線上にあるような気がしますよね。
次に条件。
基本はバスケット価格でして、8個以上の買い物をしたときのトータルが競合他社の価格を上回っていたら差額をお返しし、さらに1ペニー支払う、というもの。ただし価格比較は、mySupermarketというイギリスの大手スーパー4社の価格を比較しているサイトがあって、買い物をした翌日にこのサイトでチェックした結果であることが条件となっています。
単品ではなくバスケットで勝負という点がまずおもしろいのですが、価格比較の条件がネット上の価格サイトの使用となっている点がユニークです。
だいたいこういうサイトがあるということ自体が凄い。寡占化しているイギリスの場合、比較対象が大手4社と少ないからできることのような気がしますね。
価格で負けたたら差額プラス1ペニー支払うというのも、笑えます。
ウォルマートが値下げキャンペーンを開始してますが、アズダも価格にコミットし始めたことで、グローバルな戦略となる可能性が出てきましたね。
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