デパートメントストアのメイシーズがセルフサービスのビューティケア売場を開発しました。現在15店舗で稼働中、これから水平展開して行くそうです。
名称は"Impulse Beauty"、売り場面積は1,000sqf(28坪)、黒いゴンドラがあると書いてあるので壁面にゾーニングされているようですね。ブランドメーカーが店員を派遣せずメイシーズの店員が対応することになるのですが、セルフですからカウンター越しの接客ではなく、お客は商品を手にとって選別することができるわけです。
揃えるのは超有名ビューティブランドのちょっと下ぐらいに位置するブランド。スマッシュボックス、H2Oプラス、フィロソフィー、などなどです。
ヘアケアのフェッカイも揃えている模様、デパートメントストアってヘアケアはあまり売ってないんですよね。
このビューティケアのセルフ売場、JCペニーが店舗内店舗形式でセフォラを導入してまして、これに対抗しようとしてるんでしょうね。
それと、CVSが実験しているビューティ360やアルタなど、マス環境でプレスティージビューティをセルフで売るフォーマットが増えてきているのも影響しているし、ネット販売で買う人が増えてきているのも大きい。
つまりデパートの対面ビューティという売り方がそろそろ限界に来始めていて、それを補うようにいろんなフォーマットが広がり始めており、デパートも新たな売り方を模索しなければならなくなってきているということです。
ずっと昔は加工食品も対面販売でした。
時代が変わるにつれ、売り方も変わって行く。
ビューティもそんな時に入りつつあるように感じます。
ちなみにそんなトレンドに一生懸命あがらおうとしているのが日本の薬業界、改正薬事法がそのシンボルじゃないでしょうか。
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