文具ディスカウントストアのステープルズが、グローバル・ブランド・マーケティングという部門を新設し、責任者としてスティーブン・ファンドという人を雇いました。ジレットで同じ名称の部門のディレクターだった人です。
グローバルベースでのブランドマーケティングを実施する部門ですね。
さて今日このニュースを取り上げたのは、アメリカの小売企業は店舗運営と商品に並んでマーケティングを重視しているということと、このマーケティング部門はおおむねメーカーでブランディングしていた人がマネッジすること多いということを指摘しておきたいからです。
マーケティング重視政策は、例えばウォルマートは店舗運営、商品、マーケティングを3つの主軸としてますし、セイフウェイにいたっては執行副社長3人の顔ぶれが、マーケティング、店舗運営、財務(CFO)で、商品部長が入っていないぐらいです。
それと私の知る限りにおいては、セイフウェイ、スーパーバリュ、ウォルマートのマーケティング部門の責任者がメーカー出身です。たぶんほとんどの企業のマーケティング担当はメーカー出身じゃないでしょうか。
日本の小売企業は店舗をブランディングし管理するという発想に乏しいのですが、マーケティングはメーカーのものでリテールには関係ないと考えている人がほとんどだからなんでしょうね。
ましてやここにメーカーから人を引っ張ってくるということもあまり聞きません。
唯一の例外と言えるのが西友じゃないかと思っているんですが、この話はまた別の機会に。
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