アマゾンとアップルによる電子書籍のプライシングモデルに対して、独占禁止法違反の疑いがあるとしてコネチカット州の司法当局が予備調査を開始していることをメディアが報じています。
出版社とアマゾンおよびアップルが、最も安い価格で取引を行うことで合意しているという内容です。つまり例えばバーンズ&ノーブルに対して安い価格を提供したら、アマゾンとアップルはそれ以下の価格で取引しなければならないという契約ですね。
また両社と出版社5社が、出版社が小売価格を決定するエージェンシープライシングと呼ばれる価格契約を結んでいることも問題視しているとしています。
テキサス州の司法当局、および公正取引委員会(FTC)も同様の調査を別個に開始しているそうです。
電子書籍はいままさに成長を開始した市場ですが、安定価格を維持して市場を確実に育てたい、でも低価格で消費者にアピールする必要もある、一方紙書籍市場はどうするの?、といういろいろな思惑があって、こういう契約につながっているんでしょうね。
とにかく、連日のよう電子書籍関連のニュースがメディアを賑わしていて、それに釣られて私もエントリーしているのですが、これもまた市場が突然成長をし始めた表れなのでしょう。
しばらくはこのネタが頻出するのではないかと思います。
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