2010年8月 5日
[プロクター&ギャンブル] 増収減益の理由

プロクター&ギャンブルが第4四半期の業績を発表、売上高は5%増、最終利益高は12%減でした。

この理由があまりにも分かりやすい。

P&Gは昨年、利益よりもシェアの拡大にプライオリティを置き、大幅な値下げを実施しています。その目的は当然消費の刺激にあるわけですが、いまは利益を確保する時期ではないと判断したわけですね。
ウォルマートが今年初頭にグローサリーの大々的なロールバック(値下げ販促)を実施しました。プロジェクト・インパクト失敗の修正プランだったのですが、いまは時期としてさらに価格を前面に押し出した方がいいだろうという同じ判断もあったのかもしれません。


P&Gはその結果として、売上は伸びたけど、利益は落ちた。
当然のことながら、値下げすれば、利益は圧迫されますよね。

P&Gのような巨大なメーカーでも、"いまは利益よりもシェアの拡大"とうたうと、それがそのまま財務諸表に表現されてしまうんだなという分かりやすさに、ふと興味をそそられたのでした。

鈴木敏仁 (03:36)

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