マンゴ(Mango MNG)はスペインのアパレルチェーンで、数百店舗を展開しているそうですね。アメリカでは12店舗を持っているそうなのですが、今日のニュースを読むまで知りませんでした。
アメリカではほとんど無名ですし、スペインだとやっぱりザラですから。
昨年の冬にペニーと契約し、半年を経て18日からJCペニー77店舗でインショップ展開を開始、来年の秋までに600店舗まで拡大するそうです。
WSJ誌が報じているのですが、情報をアトランダムに抜き出してみます。
・展開するのは約30坪のインショップ形式で、ブランド名はMNG by Mango、ペニー専用の商品が開発され、2週間ごとに商品は入れ替えられる。
・ペニーの顧客は35~53歳のバーゲンハンターで来店頻度は年に4回。一方マンゴのターゲットは定価で買う20歳台で来店頻度は12回。だから両者はミスマッチなのだが、ペニーとしてはイメージと来店頻度の向上につなげたい。
・マンゴはデザイン段階から店頭まで最短でリードタイムは4週間、一方のペニーは1年近くかかることも。
・ペニーが昨年投入したファストファッションブランドのシティ・ストリートが好調で、だからマンゴに期待できる。
・ペニーは過去2年以上月次の売上高が落ちていて、今年初頭に上向き始めたが、売上の19%を占めるホームファッションが足を引っ張っている。
記事にも記述があったのですが、ペニーはやはりイメージ転換でいまでも苦労しているようです。この10年間取り組んでいて、ずいぶん若返ったと私は感じているんですが、それでもまだなんですね。
いちどできあがった消費者イメージを変えるのは容易なことではないということが分かります。
でも変えないことには、対象消費者がどんどん高齢化していってしまいますからねえ。
日本の百貨店やGMSが抱えてる重荷と同じだと思っています。
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