昨日バーンズ&ノーブルとロン・バークルが協議し和解で合意した模様という記事をWSJ紙が掲載したのですが、先走ってしまったようで、結局合意に至らなかったようです。
バーンズ&ノーブルが不調に終わったという短いリリースを出し、各メディアが一斉に報じています。
何回かエントリーしていますが、ロン・バークルは創業者レオナルド・リッジオに次ぐバーンズ&ノーブルの大株主で、株をさらに買いたい意向があるんですが、リッジオがポイズンピルを設置してこれを阻み、バークルが取締役会を糾弾して訴訟を起こした、というストーリーです。
和解案は、取締役の席を3つ増やしてバークルが選ぶ、その代わりに委任状争奪戦はせず、訴訟も取り下げる、現在の取締役を今年と来年の二年にわたって選任する、というものだったようです。
和解が不調に終わったことで、バークルはすでに委任状争奪戦の準備を始めたという情報もあるよう。
とすると、リッジオがバイアウトするという線も色濃くなってきます。
バーンズ&ノーブルは電子書籍をめぐる市場の争いだけではなく、資本をめぐる争いも徐々にヒートアップしてきました。
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