2010年10月15日
[ウォルマート] メディアの論調の変化にみるアンチウォルマート意識の動き

昨日ウォルマートは証券アナリスト向けのカンファレンスを開催しまして、現在から来年ぐらいにかけての戦略について説明がありました。
詳細はメルマガに書くつもりなのでここではおきまして、小型フォーマットの実験を本格的に開始するという内容がありました。
反対運動の多く、立地にも限りがありますから、都市圏には小型が良いというのは理にかなっています。

シカゴの中心部周辺での営業が市によって認可されたという話を以前エントリーしたことがあります。イメージ改善の努力や、景気の悪化による税収減などもあって、都市によってはウォルマートに寛容になってきているというわけです。

これについて、今日のWSJ紙がおもしろい記事を載せていました。

タイトルは「天使のターゲットvsのけ者ウォルマート」。
労働環境がたいして変わらないし場合によっては低い場合もあるターゲットの進出はOKなのに、ウォルマートに対する風当たりは強い、というストーリーなのですが、以前はバランスを欠いたアンチウォルマート的な記事傾向が強かったので、かなり変わってきたなという印象を持ちました。

中小の零細小売店の方がよほど労働環境は劣悪なケースが多く、そういう例は個人的にも一杯知っているので、アンチウォルマート運動が盛んだった時代からなぜウォルマートがこれだけ非難されるのだろうと思っていたのですが、一つは競合企業が後ろ盾になっているということと、一つはスケープゴートなんだと理解すればいいわけです。
小さい企業を非難するよりも、大きな企業を非難する方が、何かと影響力は大きいですから。


まあしかし、メディアの論調が変わってきたということは、風当たりも少しずつ柔らかくなって来るるんじゃないでしょうかね。

<追伸>
16日から10日間の長い出張となります。いつものことですが、その間、エントリーが減りますがご了解ください。

鈴木敏仁 (01:12)

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