昨日はシカゴでウォルグリーンのビューティ担当の元幹部に話を伺いました。
今回で2回目、昨年もいろいろ参考になる話が聞けたのですが、今回も面白かった。
その中からひとつだけ。
某大手メーカーがスキンケアで、マス環境にしてはプライスポイントの非常に高い商品を販売しています。
ブランド名は伏せます。
もうかれこれ2年ぐらいになるんでしょうか、これはセルフじゃなかなか売れないだろうなあと思っているんですが、なかなか棚から消えません。
これについて質問してみました。
「あれ、売れてるんですか?」
「あまり売れてないわね」
「ああいう高額アイテムは商圏を選ぶと思うのですが、なぜ全店に置いてあるんでしょう?」
「それは、○○○(メーカー名)ですからねえ。ウォルグリーンでも売れるのは数100店舗ぐらいだろうけど、メーカーのCEOが直接ウォルグリーンのCEOに話をつけて全店配荷にしてしまう。政治力ですよ。」
「ああ、日本でもよくある話じゃないすか、それ(笑)」
そうか、あのアイテムは○○○の力技で棚の上に並んでいるわけなんですね~。
こういう話も知ることが、アメリカ流通業界の本当の姿を理解する第一歩でしょうね。
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