2010年11月 4日
[アバークロンビー&フィッチ] 米国内と海外の売価の差

WSJ誌による報道です。

景気が悪化したにもかかわらず強気でいたが、結局昨年度は既存店19%マイナスという結果に終わり、今年は売価を下げる戦略に転じた。結果、およそ10%売価を下げるに至った。
しかしこれは米国内でのことで、海外は別。ある証券アナリストの調査によると、米国内と比較して東京は50%高く、ロンドンは30%高い。


ネットの普及で情報伝達のスピードが早くなり、こういう情報はあっという間に広がっていきます。
だから、こういう価格の差はもはや成立しないという意見が実はあるのですが、そういうわけでもないように思ってます。

アメリカではとっくにブームが終わって、会社自体が傾いてしまっていたクリスピー・クリームに、進出直後から日本人が行列作っていましたよね。

情報伝達のスピードは速くなったけど、その情報を獲得する受け皿がなければ、情報は遍在してして終わります。


まあそういうことで、50%という大きな価格差があっても、米アバクロのブームはほぼ落ち着いて値下げすら始まっているということを知らない人たちの需要によって、日本でのプレミアム価格はしばらくは維持されることになるのでしょう。

鈴木敏仁 (03:22)

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