コストコがデザイナーブランドのウェディングドレスの販売を開始したというニュースが流れたのが先週のこと。
いちおうマークしたものの数あるニュースの一つとして埋没しかかっていたのですが、週末にコストコに行って売場を実際に見て、なるほどこれかと感心したのでエントリーしています。
デザイナー名はKirstie Kelly、よく知らないのですが有名なブランドのようです。
それと調べてみたところコストコは数年前からウェディングドレスを売っていたようなのですが、今回はデザイナーブランドと契約し、改めてプロモーションをかけプッシュしはじめたということのようです。
写真を見てわかるとおり、四方を囲み、中で試着できるようになっています。
専門の販売員が何人もいるのは、ウェディングドレスがコモディティのように置くだけで売れるものではないからですね。
成否はよく分かりません。
受け入れられるのかどうか、すごく興味がありますよね。
これを見て思ったことは、コストコのビジネスモデルをよく表現しているなあということ。ニーズであるコモディティを徹底的にディスカウント販売しつつ、ウォンツとしての高額品を上手に売ってしまうのがコストコです。
それと、トイレットペーパーは1セントでも惜しむが、一方でポンとドンペリを買ってしまうという、いわゆるトレーディングアップ的な消費パターンにマッチしたのがコストコと言うこともできる。
ここにウェディングドレスがうまくはまり込むのか。
ちなみに"アメリカ人は合理的だから"と簡単に済ませてしまう日本人が多そうですが、表層的な見方に過ぎません。
トレーディングアップ的な買い方は日本の方が表面化するのが早かったですからね。
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