2011年6月17日
[クリスピークリーム] 再生のカギはコーヒーと非ドーナッツ商品

今日は外食ネタです。

クリスピークリームのCEOが株主総会で現状とこれからの見込みについて語っています。

過去のミスマネジメントでガタガタになっていた経営内容が努力によってようやく利益を出せるようになり、独り立ちできるようになってきた、これからは将来に向けた取り組みを始めたい、そのカギの一つはコーヒー、一つはベーグルやマフィンと言った非ドーナッツ商品である。
(非ドーナッツ=non-doughnut products、直訳しましたが、英語の他の表現だとペイストリー、日本語だと菓子パンといったところでしょうか)

といったところが要約です。


クリスピークリームの失敗については、4年前にこんなエントリーを書いてます。
クリスピークリームが日本上陸


ロサンゼルスに来たときは並びましたよ。
でも、近所のパン屋さんのドーナツの方がちょっと高いけどおいしいということを知ったときに、なるほどそういうビジネスなのかとはたと気づいたわけです。

製造工程を見ることができる、作りたてをサンプリングできる(作りたては何でもおいしい)、だから楽しい、そして安い、これがカギなんですが、でもここまででした。
そしてスタバのような秀逸なマーケティングを展開することなかったので、"そこまで"というビジネスをカバーすることができませんでした。

だから、ドーナツだけでは無理なので、コーヒーや非ドーナッツ商品を投入するのでしょうね。
ただいったん離れた客を戻すのは、新たにお客を獲得するよりも難しい。
経営者の手腕が問われます。


しかしアバクロやギャップもそうだけど、アメリカでダメになったら海外へ、という戦略が取れるアメリカ企業はある意味うらやましいところがありますよね。

鈴木敏仁 (04:33)

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