2011年7月21日
政府によるフードデザート対策に小売大手三社が協力

ファーストレディーのミッシェル・オバマが主導しているヘルシアー・アメリカというプログラムに小売企業大手三社が協力することになり、昨日ホワイトハウスでファーストレディーがスピーチしました。

First Lady Michelle Obama Announces Commitments to Expand Access to Healthy, Affordable Food

アメリカには生鮮青果が手に入りづらい地域が結構ありまして、これをフードデザートと呼びます。ほとんどが貧困層。
儲けを出しづらい地域なのでリテーラーが敬遠する傾向が強いのですね。

ウォルマートのリリースによると、このフードデザートに80万人が居住していると見積もられているそうです。


このフードデザートの存在が貧困層をして健康阻害の一つの要因となっていて、これを改善しようというのが政府プログラムの目的です。

協力するのは、ウォルマート、スーパーバリュ、そしてウォルグリーン。
ウォルマートは275~300店舗、スーパーバリュは250店舗、ウォルグリーンは1,000店舗をコミットしています。


儲けづらい地域ですから企業側としては本音は出したくないんだけど、社会貢献として出店するというわけです。企業イメージのアップという意図も当然のことながらあると思います。


日本でも"買い物弱者"という表現を使って取り組む企業が出てきますが、日常の買い物に困っている人たちを救済することが目的ですよね。
アメリカでは"健康問題"が中心に据えられている点に、アメリカの食事情の問題の根の深さが表れていると思っています。

鈴木敏仁 (03:08)

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