傘下のインストアクリニック、ミニットクリニックが2000年の開業以来、診療患者数が1,000万人を超えたと発表しました。
短いニュースなのですが、ふと現状確認と言うことで、気になってエントリーしています。
このリリースには今後5年間に毎年100ヶ所ずつ増やしていくと書かれていまして、このプランからは、インストアクリニックというビジネスモデルがそろそろアメリカ人にも受け入れられ始めた、損益分岐点を超える施設が出てきた、といったことを推測することができるように思います。
新しい医療コンセプトですから受け入れることのできない保守的な人がやはり少なくないこと、リテールに比較して投資額が高く損益分岐点を超えるまで時間がかかること、などなどビジネスモデルとしてのハードルが多く、安易に増せないというのが実情なんですね。
だから各社ともにここ数年増やすスピードをスローダウンしていました。
ですからミニットクリニックによる成長プランを知り、ひょっとすると環境が変わった可能性があるのかなと感じたのでした。
参考までに、アニュアルレポートによると年度末で、ミニットクリニックは560ヶ所、テイクケアクリニック(ウォルグリーン傘下)が352ヶ所となっています。
もう一つ参考までに、ここでは分かりやすくインストアクリニックとしていますが、アメリカではコンビニエント・ケア・クリニックと総称することが増えています。
小売店内のクリニックとは限らないからですね。
小商圏の便利なロケーションにあるクリニックならすべてを含もうとする業界の意図が背景にあります。
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