Global retail Theft Barometerと呼ぶ店頭犯罪の調査結果がリリースされました(スポンサーはチェックポイントシステム)。
主な数字をピックアップすると・・・
・2011年の被害の総額は417億ドル(売上高の1.6%)
・つかまった従業員の総数は69万7,000人、一人当たり平均額は$1,764.76。
・客による万引きは1,700万件、1件当たりの平均額は$373.64。
・不明ロスの最も大きなカテゴリーはアパレル、次いでHBC。
・ドラッグストアが狙われやすい、理由は規模が小さいので大型店舗のようなセキュリティ強化ができないこと。
まだ2011年は終わっていないのに2011年の数値となっている意味がよく分からないのですが、とりあえず細かいことはおきます。
統計上、店員による犯罪額が大きく、いちおう内部犯行と外部犯行を分けていますが、しかし内部と外部の犯行は線引きが難しいことが指摘されてます。
つまり、店員が手引きして外部犯罪者が関与するような場合、線引きはできませんよね。
内部犯行の数値が大きいと言う話は知らない人が聞くと驚くのですが、小売業界の内部の方ならよく分かっていることだと思います。
いたちごっこのようなところがありまして、小売側も犯罪者側も、双方ともに年々技術を上げていきますから、特効薬が存在しない点が悩ましいところです。
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