ワシントン州で酒規制に変更を加える条例が住民投票で可決されました。
これ、コストコが2200万ドルの支援金をコミットしてまして、言ってみればコストコ規制なんですね。コストコは規制を変えるため州を相手取って訴訟を起こしたこともあって、長いこと変えようと努力してきた経緯があります。
あまり詳しくは知らないのですが、ワシントン州では10,000sqf(281坪)超の店でお酒を売ることができず、またハードリカーは州運営のリカーストアでしか売ることができませんでした。
これが、いかなる店舗でも売ることができるようになりました。
また卸を通さないと仕入れられなかった規制もなくなったようです。
ただし販売時に厳格なルールが課されるのと、州への税収を確保する条件が付けられている模様。
実は昨年も法案が住民投票で否決されていて、こういった条件を新たに付することで可決に持ち込むことができたということです。
反対していたのがもちろん卸業界、それと州知事を含む民主党も反対派だそう。
この規制、アル・カポネの時代の禁酒法の名残です。アメリカにはこの規制を維持している地方自治体が結構ありまして、もちろん表向きはお酒はコントロールしなければ大変なことになるという理由なのですが、本質的にはそれによって守られている業界があるから(具体的には卸業界など)ということになります。
しかしコストコ、2,200万ドルのコミットはすごいですよね。
コメントする