レッドボックスとはスーパーマーケットやディスカウントストアの入り口に設置されるDVDの自動レンタル機、コインスターはレッドボックスを展開している企業です。
ストリーミングとのカップリングとは、一枚ごとの料金ではなく定額制で、リアルなディスクとストリーミングの両方を提供しようという試みです。
ベライゾンは電話会社ですが、ケーブル回線によるブロードバンドアクセスを提供しており、これにビデオコンテンツを載せる事業を新たに開始する、この事業にパートナーとしてリアルなディスクを貸し出すレッドボックスを絡ませた、ということのようです。
ジョイントベンチャーの資本のほとんどはベライゾンが所有する模様。ビジネスの開始は今年後半になります。
ベライゾンとしては一から始めるのでレッドボックの既存の顧客を利用したい、レッドボックスとしては市場がこれからリアルからストリーミングへと少しずつ移行していくと予測される中で新たな道筋を作りたい、といったところでしょうかね。
このジョイントの競合はストリーミングに力を入れ始めたネットフリックスということになります。
リアルDVDに関して言うと、ネットフリックスがメールオーダー、レッドボックスが自販機、という違いがある。
もちろんベライゾンがどれだけコンテンツを提供できるのかがカギなのですが、メールオーダーと自販機と、リアルではどちらにお客が利便性を感じるかという競合となるわけです。
ベライゾン+レッドボックス(ストリーミング+自販機) 対 ネットフリックス(ストリーミング+メールオーダー)、ですね。
ウォルマートがレッドボックスとの契約を延長したというニュースがリリースされたばかり。
ブロックバスターの破綻以来、この分野も凄い勢いで動いています。
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