投資会社が所有しているアルバートソンズLLCがフロリダ州の13店舗と配送センターを閉鎖することをローカル紙が報じました。
フロリダ州の店舗数は17店舗だったようなので、残りは4店舗。
また配送センターも閉鎖するとのこと。
このニュースで興味を引いたのは現在の店舗数。
およそ200店舗だそうです。
サーベラスを筆頭とする投資企業が買収したのは661店舗なので、すでに3分の1まで減りました。
投資企業がこのアルバートソンズLLCで何がしたいのか、どこを出口戦略として持っているのかよく分からずにいたのですが、再上場ではなくてすべてを売却することにあるのではないか思い始めました。
アルバートソンズ全体から業績の悪い店舗をまとめて安く買収。
小売業界のベテランを雇ってここに投入、整理して立て直し、つまり売りやすい状態に直して、切り売りして行く。
買う側としては、リース条件の整理とか、労使問題とか、面倒なことがなくなっているので買いやすい。
アルバートソンズがスーパーバリュと投資企業に買収された2年後にパブリックスが投資企業の方から49店舗を買収しているのですが、当初の段階でなく2年後だったのも、アルバートソンズLLCが売りづらい部分を整理整頓したからだったのでしょう。
サルベージですね、言ってみれば。
これもまた、素晴らしいビジネスじゃないかと思います。
<追記>
来週一週間、出張となるためエントリー状況が悪くなります。
ご了解ください。
その間はR2リンクやG+に出没すると思います。このブログは23日には復活します。
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