コストコがネット販売に本腰を入れ始めたことをシアトルのローカル紙が報じています。
今月中にはiPhoneとアンドロイド用のアプリを投入する予定で、それと言明はしていませんがSEO(サーチエンジンオプティマイゼーション、検索機能の最適化)に乗り出しているようです。コストコ・コムの弱点は取り扱いアイテムの多さと低価格にもかかわらず検索に引っかかってこないことで、これに対処するためとしています。
担当者によるコメントで興味を引いたのがこれ。
「ソーシャルメディアを研究はしているがリソースを投入するということはしていない。理由はコストコのコアビジネスに集中し、コストを下げる方が重要だからだ。低コストでいることが、コストコ・コムが初年度から利益を出している理由だ」。
コストコは1998年からネット販売を開始しており(アマゾン創業の3年後)、要するに大金を投ずることなく長いことコツコツと育ててきたというわけです。
ただ私が感じるに去年ぐらいからアメリカの小売企業の大半はネットに本腰を入れ始めていて、理由はアマゾンの成長とスマホの普及にあるのですが、コストコも傍観しているわけにはいかなくなったということなのだと思います。
コストコもとうとうネット販売に力を入れる時代になってきた、という見方が正しいのでしょうね。
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