大手デパートメントストアのメイシーズが中国のネット販売企業、VIPStoreに投資すると発表しました。投資総額は1,500万ドル。
目的は中国市場の状況や海外でのビジネスを運営の仕方を学ぶためで、つまり中国に進出するといった大規模戦略ではなく、最初のワンステップといったところのようです。
メイシーズのサイトは海外をかなり意識していて、表示価格を各国の通貨に変更する機能が付いています。
海外からのオーダーが多いのだろうということがこれで分かる。
この実際の売上動向を背景として、中国のネット販売企業に投資してみて、手探りしてみようということなのでしょう。
ニューヨークマンハッタンにあるサックスの売上高には外人旅行客がかなりの比率を占めているという話はよく知られています。
アメリカのデパートメントストアは国内では構造不況業界と言われて随分長くなりますが、外人にはけっこう支持されているんですね。
メイシーズも例外ではなく、ただしこちらはネット販売に外人顧客が多くというわけです。
ドメスティックなアメリカのデパートメントストアなのですが、海外進出をデジタルで果たしてしまう時代となりました。
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