サクラメントに本拠地を置くレイリーズに、労働組合員によるストライキの可能性が出てきました。
福利厚生費を削減したいレイリーズと労働組合の協議がまとまらず、レイリーズが当面の合意不能を宣言、組合はストライキの許可をすでに出していて、あとは組合員による投票でやるかとうかが決まるという状況です。
ストライキを本当にやるのかどうかは微妙なところなのですが、いずれにしてもレイリーズの苦戦を象徴するようなニュースです。
サクラメント商圏はウォルマートが店舗を集中投下していて、レイリーズのシェアは年々減じています。
そこにこれからフレッシュ&イージーが参入するため、さらに競合が激化します。
そしてここで組合がストライキをやると、業績に悪影響を及ぼすかもしれない。
そうすると、さらにコスト削減の圧力がかかるかもしれない。
店員達が自分で自分の首を絞めてしまう可能性があるわけです。
レイリーズは競合に対抗するために何らかの取り組みを繰り返す必要があるのですが、店舗を見る限りここ数年ほとんど手を入れていません。
経営層にも責任がありそうです。
コンシューマーレポート誌で毎年トップレベルにランクされる企業で、パブリックスやHEバットと並ぶ強いリージョナルチェーンの一角を担ってきたのですが、少々企業が劣化してきているように感じますね。
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