ウォルマートがアメックスとパートナーを組んでプリペイドカードを発行します。名称はブルーバード、購入後にお金を入金できるリロードタイプ、アメックスを取り扱っていればウォルマート以外のどこでも使用可、ミニマム残高などの手数料はなし、ただしATMからの引き出しには手数料がかかる、といった特徴です。
機能的には、日本では電子マネー、アメリカではトラベラーズと同じ、ということができますね。
ただし日本の場合は非接触型に進化しているのに対して、アメリカはいまだに接触型という違いがあります。
もう一つ、アメリカの場合は銀行口座やクレジットカードを持てない人たちという対象市場が加わりますが、日本の場合そういう市場は対象としては小さいのではないでしょうか。
そういえば、ウォルマートの幹部が最近モバイル決済システムについて、グーグルウォレットは導入しないと言明していました。
またスクェアやIsisにも興味がなくて、Merchant Customer Exchange(略称はMCX)に注力するとしています。
参加している企業の顔ぶれを見る限りMCXは決済スタンダードになりそうな感じですが、でも足並みが揃わず途中で挫折なんてよくあることなので、予断は許しません。
アメリカの決済システムの進化の道筋はいまだ不透明です。
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