ペニーのロン・ジョンソンがついに解雇されました。後任は前CEOのマイク・アルマン、おそらくは暫定政権で、すでに次を探し始めていることでしょうが、任務が重すぎてなり手がいないのではないかという観測が流れています。
ジョンソンによる改革プランによって売上高が激減し、株価も急降下していますが、まだ途上で結果が出たというわけではなく、今の段階で解雇するというのは珍しく、ジョンソンにとっては痛恨といったところでしょうね。
この人事、動いているのは大株主でもある機関投資家のビル・アックマンなのだそう。
ジョンソンを引っ張ってきたのもアックマン、反対する取締役が多い中ジョンソンによるドラスティックな改革案を支援したのもアックマン、そしてここ数週間に急に批判的になって引導渡したのもアックマン、ということのようです。
個人的には、ジョンソンのやろうとしていることの本質に間違いはないと思っているのですが、いかんせん、急に変えすぎましたね。
お客がついてこない戦略転換でした。
5年ぐらいのタームで改革を進めるべきでした。
これからの興味は、ジョンソンの改革案が継続されるのか、次の経営者は誰なのかという二点なのですが、運転資金が厳しくなりつつあるという話もあって、予断は許されない状況のようです。
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